V.D. | 宙にあけた穴

V.D.

ますます彼女に気持ちが傾いています。最近仕事が終わるのが遅い日々が続いています。それでも彼女はわざわざ遅い時間に僕に会いに来てくれました。手作りのチョコレートを渡すために。軽くお茶したあと、遅かったので彼女を最寄り駅まで送って行きました。「・・・バレンタインなのに、私が優しくしてもらっちゃったね。」

終電を逃し、タクシーで家に帰りました。「お疲れ様。」平穏な日常。・・・日に日に何か、追い詰められている自分がいます。