閉塞感 | 宙にあけた穴

閉塞感

妻との生活には「閉塞感」を感じていました。決して妻を嫌いになったわけではないのですが、正直僕は疲れていました。妻には決して分かってもらえない、肉親に会えない辛さと同時に、共に生活する中でどうしても見えて来る嫌な部分に触れる機会が増えてきたこともあったでしょうか。仕事の辛さから逃げるために(僕にはそう思えた)子供を持ちたがる妻に、なんともいえない、嫌悪感に近い感情すら抱いていました。一方で、平凡で平和な家庭を築きたい、そんな思いも自分の中にあることに気が付いた頃でした。・・・でも、それは今の妻には望めない。彼女に出会ったのは、そんな時期でした。